2011年1月29日土曜日

夢を調合する


視覚、聴覚障害を抱えている川島朋亮さんが書かれているブログ「盲ろう者のたまて箱」。ある日の日記に次のような文章がありました。以下、ブログより引用させていただきます。

http://www.hado.com/db-tamate/index.html

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僕は数年前盲ろう者になって以来、毎晩寝るときに夢を見るのが楽しみになっています。今でも夢の中では 眼が見えているのがほとんどです。白杖なしで自然に歩いている自分、友達の顔々、オンボロ(?)の車を運転している自分…等 当たり前のように見える世界の中で行動しています。そして これが夢の中だということに気づき、あえて目を覚まそうとしないで 夢の中の見える世界を楽しむようになってきています。もちろん、これが夢だ!と気づかないことも多くありますが、朝起きるときに 昨日見た夢はどんな夢だったか思い巡らしたりします。・・・もっとも現実離れした変な夢が多いようですが…(笑)でも 今まで見た夢の中で いつも見たいと感じているのは、夜空の星々や 月と太陽ですね。何故かわからないけど、夢の中の夜空の星たちは 現実のそれよりもずっときれいで 空いっぱいに満ち溢れんばかりに 赤と黄色の混じったような色で 明るく光り輝いているのです。僕は子供の頃からずっと 星を眺めるのが好きでしたから、きっとその思いが「夢」の形で現れてきているのではないかと思います。夢の中の月も 現実の月と比べて、ずっと大きく とてもきれいです。

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一度もお会いしたことはないのですが、この文章を読んだ後「川島さんが楽しく夢を見るにはどうしたらいいだろうか。」そんなことを考えていました。

思いついたのは「触れ香り飲み想い夢で見る天文学」。宇宙の夢が見やすくなるよう5つの儀式を行います。

  • STEP1  点図で表現された天文の教科書に触れる。
 目の見えない人にも見える人が宇宙に何を見ているか知ってもらいたいという想いで有志の方が共同製作した「天文学入門ー宇宙と私たち」という本があるそうです。図も写真も一切省略せず点字と点図(触図)で表現した天文の教科書、宇宙の星々の模様や位置関係を表した点図を手元に用意します。

  • STEP2  好きな精油を香らせる。
個人的な体験なのですが、ある時アロマ精油を少し鼻の頭につけて眠ってみたら鮮明な色合いの幻想的な夢を見ることができました。本来原液を肌に直接つけてはいけないのでこの行為は反則なのですが、 何回か実験してみたところ精油のエネルギーがダイレクトに伝わるからなのか精油を使わない時に比べて夢を見やすくなりしかも細かい所までよく覚えているのです。もちろん人によって効果は異なると思いますが、色鮮やかな夢を見るための「おまじない」として精油を香らせます。

  • STEP3  魔法の水を飲む。 
これは未知(未開)の領域の話なのですが、脳内の失われた情報をリンクし夢を見やすい状態にしてくれる魔法の液体が存在するそうです。この液体を水に溶かして飲みます。

  • STEP4  見たい宇宙を想像する。
手元に用意した点図で感触を確かめながら太陽、月、光り輝く宇宙をイメージします。

  • STEP5  リラックスして眠る。                      
そのまま宇宙を思い浮かべながら眠りにつきます。


この方法を少しアレンジして神代文字を表した点図とキク科の精油を使えば超古代の夢が見られるかもしれません。

川島さんの夢の世界が宇宙の果てまで広がることを願って。

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